減税の裏で新税?自動車税に新制度誕生の予感…

皆様どうも、カリキです

クルマをお持ちの皆さんなら切っても切り離せない自動車関係の"税金"

支払いが辛いと思う方は多いのではないでしょうか?

今回はユーザーを取り巻く問題である自動車関連の税についてお話しします。

税金だらけのクルマ

 

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私たちが暮らしている日本、そこには必ず"税金"というものが付いて回ります。

身近な所では物を購入すれば消費税、収入が入れば所得税、市町村に収める

住民税など多岐に渡ります。

 

中でもクルマはいくつもの税金が掛かっています

自動車税,自動車重量税,自動車取得税,揮発油税等、

これだけ税金が掛けられてる物も珍しいですね

多様化しているクルマ社会

自動車産業が100年に一度の転換期を迎えていると言われている現在

日常でも様々な所で変化が出てきております。

ガソリン・ディーゼルエンジン主体だったのが

電気と併用のハイブリッドを経て、蓄電池とモーターのみで走行する

完全な電気自動車も街中で見るようになってきました。

 

またクルマを"持つ"のではなく"利用"するシェアリングという文化も登場し

自分のクルマを持たないというユーザーも増えてきていて

単純にクルマを持っていればいいという時代では無くなってきています。

 

しかし、そうした局面を迎えつつあるにも拘らず、現状の自動車課税はいまも

「車を持っていること」や「ガソリンの量」などを基準とした税体系になっています。

多様化しているクルマ社会に対して未だに昭和時代に

構築したシステムを維持しているのが現状の日本なんですね。

新税は走行距離で算出?

そうした現状や、消費税が10%に増税される事を踏まえ

政府は自動車税の見直しを発表、増税による市場への影響を懸念した

自工会の働き掛けもあり、史上初めて自動車税の恒久減税が

行われる見込みとなっています。

car.watch.impress.co.jp

 

しかしその一方で、今後主流なるであろう

電気自動車による化石燃料利用率の減少や

若者のクルマ離れに代表される所有率の減少を見越して

新たな税金として"走行距離税"が模索されているようです。

car-oyakudati.com

これは車両の排気量によって税金額を設定されていた従来と異なり

走った距離に応じて、税額を設定するという内容です

実現したら地方のユーザーには大打撃

東京近郊の都市ではJRや地下鉄、バスが充実しているし

おまけにクルマを持つのに駐車場等も確保するのが大変で

千葉は市川に住んでいる両親も

「ここなら駅から近いし、買い物も自転車で行けるから」と

クルマが余り必要ない状況にあるのは事実だと感じました。

それは交通機関が発達した恩恵なのでそれはメリットとしましょう。

 

そこから一転私は今、栃木は宇都宮に住んでおります。

北関東では最大の人口を誇る都市ですが、

そこでさえ移動の主役はクルマです。

 

 

恐らく宇都宮以外にもこうしたクルマが必需品に

なっている場所は数多い、というよりほとんどではないでしょうか?

 

そこに走行距離で税金を決めるとなったらどうでしょう?

電車で通勤している人なら関係ないでしょうが、通勤でクルマを使っている

ユーザーにとってはたまったものではないはずです。

私含めて地方でクルマを使う人には大打撃になる事でしょう。

地方にも目を向けてくれ

自工会会長でトヨタ自動車社長の豊田章男氏が

アメリカにおいては、30倍が29倍へと下がった」と言うように

未だに日本の自動車を取り巻く税金は高額に設定されています。

 

その理由も元々は高度経済成長時代、

まだ道が整備されていない箇所が多く

"道路特定財源"つまり税金で整備していく、

その為自動車に乗っているユーザーに

負担してもらうという名目で行われたはずでした。

 

そして実際に道路が整備されて快適になったはずなのに

廃止はおろか長年見直される事はありませんでした。

変化があったとすれば2009年に道路特定財源一般財源に組み込まれ

もはや何のために払っているの?と使い道が分からなくなった事ぐらいでしょうか

 

使い道が分からないのに、ただ決まりだから支払えというのは、

ユーザーにとっては我慢ならない事ですよね

それが限界を迎えてくるとクルマを手放すという

報復行為に向かうんだと思います。

 

 しかし地方にはクルマを使わないと

生活できない人がいるのも事実です。

 

車を所有している自分としては

車を所有しているユーザーを集中攻撃せず、

維持しやすい税体系になってくれることを願っています。